こんばんは。
12月も1/3近くが終わり、ようやく雪もチラホラ降り始めました。

本日は先日発売したばかりの新型フラッグシップウォークマン『NW-ZX1』を購入しましたので、早速レビューをしたいと思います。
・・・なお、先に販売されていたFシリーズとの共通点も多いので、是非下記のF880のレビューもご覧ください。

・新型ウォークマンNW-F880購入!Part1
・新型ウォークマンNW-F880購入!Part2 

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外箱正面

どことなくXperiaのような雰囲気を感じます。
右上にはSONYのハイレゾ対応製品の証であるハイレゾシールが貼ってあります。

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外箱底面

なかなか厚みがあります。

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同じ2013ウォークマンのF880シリーズと比較。
ZX1は一回り以上大きいですw

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横から見るとわかりやすいですね。
・・・ちなみにFの箱は光沢がありますが、ZX1の箱はマットな仕上げになっています。

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箱を開けると内箱が。
高級機らしくなかなか高級感を感じます。

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内箱を開けるとZX1が!!
Fも同じでしたが、スマホのように飛散防止フィルムは貼ってないようです。

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NW-ZX1本体
金属筐体の高級感は素晴らしいの一言。
とてもかっこいいです。

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内容物
説明書類は本体とは別の内箱に収納されています。
説明書の他は充電&通信用ケーブル、端子保護用キャップ、アンプの上に載せた際に高さを調整するゴム製のアジャスターがあります。

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アジャスターにはウォークマンロゴが。

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アジャスター裏面
ZX1は背面の下側が出っ張っているので、こうした配慮はありがたいですね。

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専用のケースも同梱。
素材は紙でしょうか。
本体と比べるとやや高級感に欠ける印象・・・・。

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本体背面
シボ加工がされています。
NFCがあるほか、Fシリーズ同様ウォークマンロゴがスピーカーになっています。
背面下部には明らかな段差がありますが、これは高音質への追求がデザインで妥協されていない証ですね。

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右側面
ZX1へアクセスする各種ボタンは全てこの右側に集約されています。
Fと違い、電源ボタンも側面にあるのが特徴的ですね。
目で見ないでも操作できるようにボタンも大きさや突起などでわかりやすくなっています。

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左側面
こちらは何もありません。

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下部
ZX1の特長の1つである大型の3.5mmヘッドホンジャックやWMポート、ストラップポートがあります。
ヘッドホンジャックはボコっとしていたり、ピカピカだったりととにかく存在感がありますね。
思わず高級ヘッドホンを繋ぎたくなりますw

・・・なお本体上部の画像は撮り忘れてしまいましたが、左側面同様何もありません。

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各種ウォークマンとのサイズ比較
大きさ的にはF880とほとんど変わりませんが、重量はZX1の方がズシリと重たいです。
なお、ZX1は右下のウォークマンロゴはFとは違い光りません。

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ウォークマンだけではあまりサイズ感がピンとこない方もいらっしゃるかなと思いましたので、スマートフォンとの比較。
画像のHTC One 801nは4.7インチ液晶で、ZX1は4インチのトリルミナス(R)ディスプレイ for mobileを搭載。
オーディオプレーヤーであることを考えると、悪くはない液晶だと思いました。

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外観に続いて内面へ。
Android 4.1.1を搭載。
ビルド番号はまだ最初のバージョンとなっています。

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初期状態ではストレージは113GBほど空いていました。
このほかアプリには1GBの割り当てがあります。

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ホーム画面はFシリーズとほぼ変わりません。
Wミュージックの大きなウィジェットが真ん中の画面にあります。

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プリインストールアプリ①

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プリインストールアプリ②

数は多くなくすっきりとしています。

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音楽再生画面
ほぼFシリーズと変わらないため、今回は相違点をチェックしていきます。

まずはこの再生画面ですが、ZX1はFとは違って楽曲検索ボタンが画面上部にあります。
なおFシリーズ自体も今月中にアップデートが来るようなので、アップデート後はZX1と同様になると思います。

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ウォークマンは楽曲検索機能の搭載がかねてより切望されていましたが、この度ようやく実装されました。
 ZX1は128GBもの容量(実使用可能容量は異なります)があるため、検索機能はありがたいですね。

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設定/音

ZX1はイヤホンが付属しないため、ヘッドホンの最適化項目はありません。

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サウンドエフェクト
ZX1はFより一足先にDSEE HXが搭載されています。(先の検索項目同様、Fもアップデートにて対応予定)
※ZX1はクリアステレオは非搭載。

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続いては、簡単に試聴してみた感想をお伝えします。
試聴には画像のヘッドホン「HD650」「MDR-Z1000」のほか、イヤホン「MDR-EX1000」を用いました。
比較対象にはF880を用意。















試聴したのはLiSA,藍井エイル、喜多村英梨、Lia,Rita,HTT,川田まみ、春奈るな、水樹奈々、T.M.Revolution,片霧烈火、ClariSなど。
音源はAtrac Advanced Losslessのものを試聴。
イコライザーやその他音質設定は全てオフ。
DSEE HXもまずはオフにして聴きました。


FとZX1を交互に聴いて、すぐに感じたのは低音の違いです。
Fは以前のレビューでも低音が割とよく出ると書いたのですが、ZX1はFとは違い、比較的フラットな印象でした。
ただ、低音の質は明らかに違っており、Fではボワボワしがちな低音がZX1ではビシッと締まっていました。

また、全体的な解像度も向上しており、ZX1の方がFより情報量が多いように感じました。
この辺りの違いは同じ曲を聴いた際のボーカルの艶の具合でわかると思います。

更には分解能が素晴らしく、特にZ1000やEX1000で聴いた際には感動を覚えました。
低音から中音、高音まで全ての音をよく聴くことができます。

音の傾向としてはFはリスニング向けで、味付けも多いように思ったのですが、ZX1はそういった印象は受けず、どちらかと言えばモニター的な音だと思います。
立体的な音で、全体の輪郭がくっきりぴっちりとしているのも印象的でした。

ホワイトノイズや駆動力についてはFとほとんど変わらないように感じました。
・・・そのほか、通常のDAPではボリュームを上げたままイヤホンを抜き差しすると、接続時にノイズが乗ったりすることも多いですが、ZX1ではボリュームを全く落とさず抜き差ししてもノイズはのりませんでした。

画像にもありますが、私が聴いた中ではLiSAの曲が比較的FとZX1の差を実感しやすかったと思います。

新機能であるDSEE HXについては、ロスレスの楽曲では正直なところあまり効果はわかりませんでした。
ですがmp3の128kbpsなど、圧縮音源では高域の改善はある程度実感出来ました。

DSEEはオンにせずとも基本的な音質がとても良いので、個人的には然程気にしなくてもいいと思います。

・・・と試聴の感想はこんなところです。
ハイエンド機ばかりで累計4時間程度聴き込んでの感想ですので、試聴の環境(機材や時間など)によってはあまり違いが実感できないかもしれません。
しかし、じっくりと聴きこめばFとZX1の違いは分かると思いますので、試聴の際にはなるべく良いもので試されることをおすすめします。

ソニーが満を持して発表した『NW-ZX1』、現状では文句なしと言っていいくらいのハイエンドDAPです。
アンプやDACなど繋がなくとも、単体で素晴らしい音を聞かせてくれます。
少しでもオーディオに関心がある方はぜひ一度お試しあれ。

それでは。

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