最近のオーディオブームでマニアでなくても、高額な機種を使っている人が増えているように感じます。

マニアだけの世界に新規で人が入ってきて、共通の話題で話のできる人が増えるのは嬉しいです。

しかしながら、これと同時に残念な事も増えたように感じます。

よく見かけるようになったのが”値段の高いものだから高音質”、”自分は上位モデル使ってるから下位機種使ってる奴は見下す”といった風潮です。

個人的には、値段が高い=高音質とは全く思ってないですけどね。

 
では、高音質というのはどういった音の事を言うのでしょうか?
自分の知る限りでは、明確に辞書的な定義付けはされていないと思います。

そこで、
自分個人が思う高音質というのは、”自分の思う、気持よく聴ける理想の音”であります。

なので、とりあえず音を聴いてみてそれが気に入ったのであれば、自分にとって高音質だと思います。

人によって好みそのものは違います。
また、聴く音楽のジャンルによっても求められる音の傾向や機種毎の得意不得意の差は出てきます。

兄弟モデルでも数字が大きくなれば音が良いかと言われると、答えはノーです。

例えばSONYのMDR-EX1000はフラットで音場が広く、MDR-EX800STでは低音寄りでわざと音場を狭くしている音作りで傾向や得意なジャンルが変わります。

また値段が安くても光るものを持った機種もあります。
その代表格は、KOSSのポタプロです。

非常に独特でノリの良い音は唯一無二でポタプロが気に入ったら、そこで完結してしまう人もいるかと思います。

レコーディングスタジオ等音響関係で仕事をしているわけでもなく趣味で音楽を聴くのであれば、音を聴いて気に入った機種ならば、それはそれで十分だと思います。

使っている本人が納得するポイントがあって使っているならば、値段の大小は気にしなくてもいいと思います。

またネットなんかで書いてあるレビューも100%当てにしないで、とりあえずこんな意見もある程度に思っていた方がいいかと思います。人によって、感じ方は全く変わりますから。

みなさんもご自身のお気に入りの機種を見つけて、楽しい音楽ライフを送ってください。